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2017
2
May
【マツダの初代ルーチェロータリークーペを見に行こう!】

はじめに

 私がこれまで足を運んだ自動車博物館で、マツダの初代ルーチェロータリークーペが展示されてあったのは日本自動車博物館とマツダミュージアムだけとなります。

 私が2012年に初めてマツダミュージアムを訪れた際には、初代ルーチェロータリークーペはメンテナンスのために展示ラインナップから外れていました。次に足を運んだときには、このロータリークーペがお目当てだったことは言うまでもありません。

ジウジアーロ×ベルトーネデザインか?

 この初代ルーチェロータリークーペのベースとなる4ドアのルーチェセダンをデザインしたのは、ジウジアーロです。ベルトーネデザインとされることもありますが、ジウジアーロがベルトーネに在籍中だったことからそう表現されています。

 ただ、2016年のオートモビルカウンシルで初代ルーチェロータリークーペを見ながらマツダスタッフの方にうかがっていたのですが、このクーペについてはジウジアーロは関与しておらず、マツダによるいわば内製デザインとのことでした。

 クーペのほうも実はジウジアーロが結構タッチしていたとかいやそうではないと諸説あったのですが、そもそもセダンのほうもジウジアーロからおおよそのベースとなる木型が送られてきたのみで、そこからフィニッシングタッチまではマツダの手によるデザインだったようです。

博物館による車両説明

 マツダミュージアムによる車両説明は次の通りとなります。

 『1969年10月にデビューした、初代ルーチェロータリークーペです。広く落ち着きのある、伸びやかなハードトップクーペスタイルで、高級感があり、マツダとして初の前輪駆動車です。搭載されたエンジンは13Aと呼ばれる大径ローターを持つタイプで、他のマツダ車には積まれることがなかった幻のエンジンです』

マツダ初代ルーチェロータリークーペの中古車をお探しの方へ

 初代ルーチェロータリークーペがグーネットやカーセンサーに顔を出すのは年に数回程度です。本当に数が少ないです。

 2017年5月時点では黄色にオールペンされた1台がラビン・コーポレーションさんから売り出されていますが、写真で見る限り、腐食が進んでいます。ただ、他の車種だったらそのままスクラップにされるであろう状態のところ、初代のロータリークーペだからこそこうしてレストアのレールに乗ることができているのでしょう。

 そして、グーネットやカーセンサーに載ることはなかったのですが、以前、初代のロータリークーペが手放されそうだという話を香川県の自動車屋さんづてに知りました。2012年のことです。しかし、気になった言葉がありまして、「青色に塗り替えられとんやがな~」と。

 一瞬「うわっ、買おうか、どうしよっかっ」となっていたのですが、「でも青色って!?」と思っていたら、売れちゃったようです。

 以降、四国の自動車イベントの写真にその青いロータリークーペの姿を何度か見かけるようになるのですが、見るたびに思います、この青色は凄く似合っていると。

 他の車についても言えることですが、元色の良さをわかっている方であればあるほど、全塗装には抵抗があるはずです。実際、オリジナルの設定色はその車のデザインが映えるように設定されているボディカラーなのでしょう。

 しかし、設定のない色に塗り替えられることで、その車のデザインを再発見できることもあるはずです。

 中古車市場に出ることはなかった青色の個体もそうですし、今出ている黄色い個体も、修復を経ればきっと「黄色も良いね!」となることでしょう。


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2
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【マツダの初代ルーチェロータリークーペを見に行こう!】

はじめに

 私がこれまで足を運んだ自動車博物館で、マツダの初代ルーチェロータリークーペが展示されてあったのは日本自動車博物館とマツダミュージアムだけとなります。

 私が2012年に初めてマツダミュージアムを訪れた際には、初代ルーチェロータリークーペはメンテナンスのために展示ラインナップから外れていました。次に足を運んだときには、このロータリークーペがお目当てだったことは言うまでもありません。

ジウジアーロ×ベルトーネデザインか?

 この初代ルーチェロータリークーペのベースとなる4ドアのルーチェセダンをデザインしたのは、ジウジアーロです。ベルトーネデザインとされることもありますが、ジウジアーロがベルトーネに在籍中だったことからそう表現されています。

 ただ、2016年のオートモビルカウンシルで初代ルーチェロータリークーペを見ながらマツダスタッフの方にうかがっていたのですが、このクーペについてはジウジアーロは関与しておらず、マツダによるいわば内製デザインとのことでした。

 クーペのほうも実はジウジアーロが結構タッチしていたとかいやそうではないと諸説あったのですが、そもそもセダンのほうもジウジアーロからおおよそのベースとなる木型が送られてきたのみで、そこからフィニッシングタッチまではマツダの手によるデザインだったようです。

博物館による車両説明

 マツダミュージアムによる車両説明は次の通りとなります。

 『1969年10月にデビューした、初代ルーチェロータリークーペです。広く落ち着きのある、伸びやかなハードトップクーペスタイルで、高級感があり、マツダとして初の前輪駆動車です。搭載されたエンジンは13Aと呼ばれる大径ローターを持つタイプで、他のマツダ車には積まれることがなかった幻のエンジンです』

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 初代ルーチェロータリークーペがグーネットやカーセンサーに顔を出すのは年に数回程度です。本当に数が少ないです。

 2017年5月時点では黄色にオールペンされた1台がラビン・コーポレーションさんから売り出されていますが、写真で見る限り、腐食が進んでいます。ただ、他の車種だったらそのままスクラップにされるであろう状態のところ、初代のロータリークーペだからこそこうしてレストアのレールに乗ることができているのでしょう。

 そして、グーネットやカーセンサーに載ることはなかったのですが、以前、初代のロータリークーペが手放されそうだという話を香川県の自動車屋さんづてに知りました。2012年のことです。しかし、気になった言葉がありまして、「青色に塗り替えられとんやがな~」と。

 一瞬「うわっ、買おうか、どうしよっかっ」となっていたのですが、「でも青色って!?」と思っていたら、売れちゃったようです。

 以降、四国の自動車イベントの写真にその青いロータリークーペの姿を何度か見かけるようになるのですが、見るたびに思います、この青色は凄く似合っていると。

 他の車についても言えることですが、元色の良さをわかっている方であればあるほど、全塗装には抵抗があるはずです。実際、オリジナルの設定色はその車のデザインが映えるように設定されているボディカラーなのでしょう。

 しかし、設定のない色に塗り替えられることで、その車のデザインを再発見できることもあるはずです。

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