イケヤフォーミュラのキモはシームレストランスミッション
イケヤフォーミュラのIF-02RDSはどうしてもそのスーパーカー然としたデザインに目を奪われ、ややもするとそこで話が終わってしまいそうなのですが、このIF-02RDSのキモはシームレストランスミッションにあります。変速時にトルク切れが発生しないため乗り心地も改善されますし、燃費も向上します。しかもF1用のような複雑な構造にすることなく実現できるということで、これはもう現在公道上を走っているガソリン車やディーゼル車のすべてが射程に入る技術となっています。
そして、このイケヤフォーミュラのシームレストランスミッションがどれほど素晴らしいかを伝えるためには、それにふさわしい車を「自らの手で」作る必要があったので、IF-02RDSが誕生するにいたりました。スタッフの方からは「ナンバーを取得しているのもポイントなので是非ナンバーもそのままSNS等に」とうかがったので「宇都宮301に8747」をそのままモザイク無しで載せています。ジャーナリストツアー(こもだきよしさん・高根 英幸さんペア)でも「ここは寄っておかなきゃ」と、数ある出店者の中から注目ブースとしてイケヤフォーミュラが選ばれ、その素晴らしさを説明していただきました。
実車を見るのが一番なイケヤフォーミュラIF-02RDS
私がイケヤフォーミュラのIF-02RDSを見たのは今回の東京モーターショー2017が初めてなのですが、第一印象は「フォーミュラカー?」で、すかさずやって来た第二印象は「これ、写真で表現するのが難しいデザインだ…」でした。デザインについては実車を見るのが一番ですので、是非モーターショーへ足を運んでください。
一眼にせよコンデジにせよ、人間が見た通りには撮れません。同じ被写体を撮影してもたとえば広角かズームかでまったく別の車として表現されることもありますし、ロングノーズなのにショートノーズとして表現されることすらあります。平々凡々なデザインをした被写体であれば、レンズの特性による歪みなど大した影響でもないのですが、たとえばフェラーリのF40などは右前方から適当に撮ってしまうと車体の左前方がねじれて浮き上がり気味に写りますし、左から適当に撮るとやはり車体右前方が浮き上がって表現されます。今回のIF-02RDSも完全にF40のパターンでした。
イケヤフォーミュラIF-02RDSの価格は3,000万円程度に落ち着く予定
自動車ジャーナリストの方々に直接イケヤフォーミュラIF-02RDSの説明を頂戴している中で、価格の話もやはりありました。ある程度の需要が見込まれれば1台につき3,000万円程度で生産可能らしく、展示車両についてはワンオフなので価格は1億円程度となっているそうです。唯一無二の操作感ということを考えれば、そう高くないと感じる人もいることでしょう。そして、世界にまだ1台しか存在していないので、残念ながら中古車は存在していません。