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珍しい展示のフィアット製トラクター
私がこれまで足を運んで来たミュージアムの類で、フィアットのトラクターが展示されてあったのはこの「食と農」の博物館だけでした。馬事公苑ツタヤへの行き帰りでよくこの博物館前は歩いていたのですが、気まぐれで入ってみると面白そうなトラクターが展示されていたので驚きました。このフィアットの211Rもそんな1台です。
なお、メーカー名は厳密にはフィアットではなくフィアット・トラットリ(Fiat Trattori)となります。トラットリとはイタリア語で「トラクター」という意味で、ランボルギーニのトラクター部門が「Lamborghini Trattori」というがごとしです。
博物館による車両説明
「食と農」の博物館によるフィアット211Rの展示解説は次の通りとなります。
『フィアット2気筒ディーゼルエンジン搭載の25馬力、小回りがきくトラクター。イタリア製で、現地では通商“La Piccola(ラ・ピッコラ)”と呼ばれて親しまれました。1964(昭和39)年から株式会社クボタが輸入し、日本で販売していたものです。東京農業大学世田谷キャンパスにて、実際に使用されていました。』