期間限定の展示となります
アウトガレリアルーチェで展示されている非常に珍しいロータリーエンジン車「シトロエンM35」です。こちらは2016年7月9日から9月11日までの企画展示「Dream of The Rotary engine “MAZDAの挑戦” ヴァンケルからロータリーへ」での1台となりますので、是非この期間内に足をお運びください。私がこれまで足を運んできた自動車博物館で、シトロエンのM35が展示されていた博物館やミュージアムの類は他にありませんでした。このM35はとても貴重な展示となります。
アウトガレリアルーチェによるシトロエンM35の解説
アウトガレリア・ルーチェによるシトロエンM35の車両説明は次の通りとなります。
『シトロエンはヴァンケル・エンジンの開発に熱心であったメーカーの一つで、NSUとの合弁会社であるコモトール社を設立するほどであった。シトロエンがロータリー・エンジンのデータ収集を目的とした特定顧客へ向けて販売した車がM35である。小型大衆車アミ8をベースに開発され、1ローターのユニットを搭載し、コーチビルダー、ユーリエ社の製造により独自のクーペボディやGSゆずりのハイドロニューマチックが与えられた。数年の後、回収もしくは厳しい条件で顧客の元に残され、そのデータは後のGSビロトールの開発に活かされた。』