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2017
1
May
【日野コンテッサ900スプリントを見に行こう!】

ダッシュボードもレザー張り。フロントウィンドウへの映り込み防止のためにリアと違ってここは黒色のレザーに。

ナルディのサインが確認できます。

リアウィンドウ直下までレザー張り。毛穴まで確認できるフルグレインレザーです。フロントと違ってこちらは映り込みを気にせずシートと同色のタンレザーに。

後席の足元スペースは皆無。

シフトノブはなぜかT型フォード。

市販化されなかったのが惜しまれるくらいの、ミケロッティデザイン渾身の1台に思えます。

ダッシュボードもレザー張り。フロントウィンドウへの映り込み防止のためにリアと違ってここは黒色のレザーに。ナルディのサインが確認できます。リアウィンドウ直下までレザー張り。毛穴まで確認できるフルグレインレザーです。フロントと違ってこちらは映り込みを気にせずシートと同色のタンレザーに。後席の足元スペースは皆無。シフトノブはなぜかT型フォード。市販化されなかったのが惜しまれるくらいの、ミケロッティデザイン渾身の1台に思えます。

はじめに

 日野コンテッサの900スプリントです。私が初めて日野オートプラザに足を運んだのは2012年ですが、当時からこの900スプリントだけは柵で囲われ、他の車両とは少し違う扱いで展示されていました。

 何度見ても思うに、このボディカラーを現在のデザインの車両に乗せてもきっと似合わないことでしょう。時代感が重要なボディカラーであると感じます。

世界に1台だけの900スプリント

 このコンテッサ900スプリントは自走できるものの、試作車のために世界に1台だけしか存在しません。つまり、日野オートプラザでしか見られません。「ヒノノニトン」でトラックやバスのイメージが強い現在の日野自動車しか知らない方々にとっては、これほど日野自動車の歴史に興味を惹かれる1台も他にないのではないでしょうか。

 もしも日野自動車がトラックやバスだけに専念せず、ずっと乗用車も生産し続けていたなら、どのような素敵なクーペを生み出したのでしょう。そう思いを巡らせてしまう1台でもあります。

博物館による車両説明

 日野自動車による車両説明は次の通りです。 

 『日野の乗用車は、ルノー4CVの国産化を経て、1961年(昭和36年)に独自の設計による小型乗用車コンテッサ(伯爵夫人)へと発展しました。コンテッサ900は小柄なボディサイズでスポーティな性格をもち1963年(昭和38年)に開かれた第1回日本グランプリのGTクラスで優勝しました。その当時、ヨーロッパでは1,000CCクラスのライトウェイトスポーツ車が流行し、コンテッサ900に注目したイタリアの天才デザイナー、ジョバンニ・ミケロッティがコンテッサ900を基礎としたスポーツ車の製作を申し入れてきました。日野はエンジン、トランスミッション、シャシー、足廻り部品を供給、ミケロッティスタジオで製作されたのが、ここに展示する試作車です。本車はトリノ・ジュネーブ・ニューヨークの各ショーに出品された後、1963年(昭和38年)に、第10回全日本自動車ショーで発表され、そのデザインの美しさで注目を集めました』(日野オートプラザ)

日野コンテッサの中古車をお探しの方へ

 上述の通り、900スプリントは世界に1台だけなので、オープンな中古車市場に出ることなどまず考えられません。

 しかし、同じく素敵なコンテッサ1300であれば、グーネットやカーセンサーのような一般的な中古車サイトにも常に複数台が販売されています。 2017年5月時点でも5台が売り出されています。

 ご興味のある方は一度ご覧になってはいかがでしょうか。


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ダッシュボードもレザー張り。フロントウィンドウへの映り込み防止のためにリアと違ってここは黒色のレザーに。

ナルディのサインが確認できます。

リアウィンドウ直下までレザー張り。毛穴まで確認できるフルグレインレザーです。フロントと違ってこちらは映り込みを気にせずシートと同色のタンレザーに。

後席の足元スペースは皆無。

シフトノブはなぜかT型フォード。

市販化されなかったのが惜しまれるくらいの、ミケロッティデザイン渾身の1台に思えます。

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2017
1
May

【日野コンテッサ900スプリントを見に行こう!】

ダッシュボードもレザー張り。フロントウィンドウへの映り込み防止のためにリアと違ってここは黒色のレザーに。ナルディのサインが確認できます。リアウィンドウ直下までレザー張り。毛穴まで確認できるフルグレインレザーです。フロントと違ってこちらは映り込みを気にせずシートと同色のタンレザーに。後席の足元スペースは皆無。シフトノブはなぜかT型フォード。市販化されなかったのが惜しまれるくらいの、ミケロッティデザイン渾身の1台に思えます。

はじめに

 日野コンテッサの900スプリントです。私が初めて日野オートプラザに足を運んだのは2012年ですが、当時からこの900スプリントだけは柵で囲われ、他の車両とは少し違う扱いで展示されていました。

 何度見ても思うに、このボディカラーを現在のデザインの車両に乗せてもきっと似合わないことでしょう。時代感が重要なボディカラーであると感じます。

世界に1台だけの900スプリント

 このコンテッサ900スプリントは自走できるものの、試作車のために世界に1台だけしか存在しません。つまり、日野オートプラザでしか見られません。「ヒノノニトン」でトラックやバスのイメージが強い現在の日野自動車しか知らない方々にとっては、これほど日野自動車の歴史に興味を惹かれる1台も他にないのではないでしょうか。

 もしも日野自動車がトラックやバスだけに専念せず、ずっと乗用車も生産し続けていたなら、どのような素敵なクーペを生み出したのでしょう。そう思いを巡らせてしまう1台でもあります。

博物館による車両説明

 日野自動車による車両説明は次の通りです。 

 『日野の乗用車は、ルノー4CVの国産化を経て、1961年(昭和36年)に独自の設計による小型乗用車コンテッサ(伯爵夫人)へと発展しました。コンテッサ900は小柄なボディサイズでスポーティな性格をもち1963年(昭和38年)に開かれた第1回日本グランプリのGTクラスで優勝しました。その当時、ヨーロッパでは1,000CCクラスのライトウェイトスポーツ車が流行し、コンテッサ900に注目したイタリアの天才デザイナー、ジョバンニ・ミケロッティがコンテッサ900を基礎としたスポーツ車の製作を申し入れてきました。日野はエンジン、トランスミッション、シャシー、足廻り部品を供給、ミケロッティスタジオで製作されたのが、ここに展示する試作車です。本車はトリノ・ジュネーブ・ニューヨークの各ショーに出品された後、1963年(昭和38年)に、第10回全日本自動車ショーで発表され、そのデザインの美しさで注目を集めました』(日野オートプラザ)

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 上述の通り、900スプリントは世界に1台だけなので、オープンな中古車市場に出ることなどまず考えられません。

 しかし、同じく素敵なコンテッサ1300であれば、グーネットやカーセンサーのような一般的な中古車サイトにも常に複数台が販売されています。 2017年5月時点でも5台が売り出されています。

 ご興味のある方は一度ご覧になってはいかがでしょうか。


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