はじめに
1965年式のダイハツのコンパーノ・ベルリーナデラックスです。ツカハラミュージアムはトヨタ系のミュージアムですので、国産車のラインナップはほぼ全てがトヨタ車となっています。そんな展示車両の中、数少ない非トヨタ車がこのコンパーノベルリーナです。私が足を運んだときには、トヨタ以外の国産車はこの1台のみでした。
コンパーノベルリーナの生い立ち
コンパーノ自体は商用バンとしてデビューしましたが、このベルリーナで乗用車カテゴリーでもデビューしています。今の時代の感覚で言うと、セダンといえば4ドアです。しかし、このベルリーナは「2ドアセダン」です。セダンにはさまざまな定義がありますが、「箱型デザインで前向き二列のシートを備えた乗用車」の定義にならうなら、たしかにベルリーナは2ドアセダンとなります。
展示車両のみどころ
ツカハラミュージアムでこのベルリーナをご覧の際には、是非Bピラー(センターピラー)にも注目してみてください。画像の通り、なんとウィンカーが埋め込まれています。しかも、ピラー下部から上部に行くほど太さが増すという、現在ではまず見られない珍しい形状となっています。
ダイハツコンパーノの中古車をお探しの方へ
ダイハツのコンパーノ・ベルリーナはときおり中古車サイトで見かけます。2017年4月の現時点でも宮城県の(有)中新田自動車さんから1台が出品されています。1968年式で税込み108万円となっていますので、おそらくくらいが相場なのでしょう。グーネットやカーセンサーをチェックしていても見つけることは可能と言えます。